クローンを作って動かしてみよう   中級者向け

水族館での「いわしの大群」、「インベーダーの大軍」などを作って運用したいな~と
思っている人、いっぱいいるよね。
それも、一つずつを別々に動かしたい・・・

そんな人むけに、クローンを使って夢を叶える方法を探ってみました。
「クローンを作る時に、背番号を付ける」ことで簡単に解決します。

色々なテストモードを用意しましたので、じっくりと研究してくださいね。
start ー> 全体がうごきます
かに ー> q、w
ヒトデ ー> a、s、d
さかな ー> z、x、c、v 

かに

いきなり「変数:解説」が出てきて面くらったことでしょう。
「変数:解説」は、テスト・モードの時 1 にセットされます。

「かに」ではクローンは作りますが、背番号はつけていません。 
テスト・モードの時、「かにだよー」と言ってるだけです。
 
 
テスト・モードのにするには、
「q」のキーを押してください。

クローンを作った所で止まります。

ここで「かに・クローン」を作っています。

クローンの大きさを決め、
場所、向き、端に着いた時の動作を決めています。

2個目のブロックの「隠す」で
クローンされる「かに・スプライト」を見えなくしています。

「クローンされたとき」に作られたクローンの設定をします。

テスト・モードの時に、「かにだよー」と言います。

クローンされる「かに・スプライト」が隠されていますので
隠されたクローンが出来あがってしまいます。
そこで「表示する」ブロックを追加します。

「W」のキーを押すとテスト・モードでうごきます。

「q」のキーを押してセットされテスト・モードのままですので、「かにだよー」も表示されたままです。

単独で「q」のキーを押してもクローンが出来ていませんので、なにも起こりません。

ヒトデ

 
「グリーン・フラッグ」で通常モードで「ヒトデ・クローン」を二個作り動かします。
 
 
「a」キーを押してテスト・モードにします。
テスト・モードの時は、「ヒトデ・クローンを作るルーティン(場所)へ飛んでいます。

クローンを作った所で止まります。

 
通常モード、テスト・モードから「ヒトデ・クローン」を作るルーティン、ここに飛んで来ました。
 
「ヒトデ・クローン」の大きさ、場所、向き、回転方法と変数を設定します。
変数「ヒトデ」は「ヒトデにしゃべらせる」ため、
変数「ヒトデ増減」はテスト・モード(f)で左右の動きをコントロールするのに使います。

「ヒトデ・クローン」は X=80 の間をあけて、2個つくられます。

  
「ヒトデ・クローン」は 作られた時に ’11’(変数ヒトデの内容)と言います。 

 
「s」キーを押すとテスト・モードになります。

通常・モードと、このテスト・モードでは、ヒトデはずっと歩き続けます。
端に着いたら折り返します。

「d」キーを押すと別のテスト・モードになります。

ここでは「歩く」替りに、「X座標」を変化させてヒトデをうごかします。

「X座標」を変化させた時、「端に着いたら折り返し」は作動しませんね。 

「端に着いたら折り返し」は「歩く」時だけ有効なんですね。
 

「f」キーを押すと又別のテスト・モードになります。

ここでは「X座標」を変化させてヒトデをうごかしますが、

「端に着いたら折り返し」を使わずに、
「X座標」の値を計算して折り返させています。

さかな

 
「グリーン・フラッグ」通常モードで「さかな・クローン」を40個作り動かします。
背番号・90 だけは、単独行です。

「z」キーを押すと変数・解説を1、テスト・モードにして「さかなクローン」へ飛びます。

変数「背番号」のお話です。

「さかな」一匹一匹に「背番号」をつけると「さかな一匹一匹」を別々に動かせるようになります。

変数「背番号」をつくる時「このスプライトのみ」を ON にします。(下図)

これを忘れると、一匹一匹を別々に動かすことはできません。

 
左ブロックは、上の「さかな増減 を-5にする」ブロックとつないでください。
画像コピーの為、きりはなしました。
これを忘れると、さかな が表示されません。

背番号51~90の40匹のさかなのクローンを作ります。

クローン が重ならないように、X,Y 座標を調整しています。

 
テスト・モードだと、
クローン された時、自分の 背番号 を言います。

「x」キーを押すとテスト・モードで さかなの大群が左右に動きます。
 

 
「c」キーを押すとテスト・モードで 背番号・90のさかなが単独行動を始めます。
通常モードの時も「動け90」ルーティンを使って背番号・90のさかなを動かしています。

「v」キーを押すとテスト・モードで 「さかな動け」ルーティンへ飛びます。
 

「さかな動け」ルーティンでは、背番号・90のさかなを除いたさかなの大群がうごきます。
通常モードでは、「動け90」で背番号・90のさかなを先に動かし、続いて「さかな動け」で大群を動かしています。

MSG「動け90」もここに送られて来ます。
背番号 > 50 で 背番号 < 90 だけが有効で、背番号=90 を除いています。 「動け90」は受付られません。